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nothing can be my own
どうも、活字が好きだったということ。

感情とか気分を全部持っていかれるのが急に苦手になったのが高校生。
それから急激に本を読むことから離れた。

というより現実を見たくなくて、非現実に逃げたら帰ってくるときに辛かったから。
どうしても本から与えられた感動や気持ちの変化を、異物としてみてしまいはじめた。

あのころは、学校で見つける自分の汚さに気付いて、ほんと誰かを嫌いたくて。
もちろん嫌いなこは居たけど、それ以上に自分の汚さが大嫌いだった。

なんど立ち止まって考えて学校を休んで寮の布団の中にいても、答えは見つからなくて。
眠れなくて学校を休んだ日、トモダチに借りた恩田陸を読んだら、世界観に持っていかれた。

みじめに終わる命、したたかに生き延びる命、交錯するそれぞれの生きる目的。
ほんとうによく出来た、こころに直接ぶつかってくる話ばっかりだったから。

それでも、どうして自分がこんなにも汚くてどうしようもない人間なのかは分からずじまい。
ページの中に存在する人物が、自分の中で生きている、そう感じると、もう、どうしようもなく自分の存在が薄っぺらく思えてきた。
もし、私を主人公に小説を書いたら、笑えないくらいに、超つまんないだろうな。

自分探し、なんていうけど、ただの鬱。
へばって倒れたら、泣きながら転がって祈ってた。

立ち上がりたくて、どうにか現状打破したくて、もっと自分に意味を見つけたくて。


そのまま卒業して、フリーターして、留学して、帰ってきて、入学した。

私は、何か変わっただろうか。
多分、自分で何でも学ばなきゃ、と思ってバイトしてたあのころ、私は目的のために生きていて、自分自身に価値を見出そうとしてた。

今日働いたこと、今日出合ったお客さん、そこから何をプラスにできるのかって。
どうしたら、日常のきらきらを拾えるだろうかって。

そんで今、未来のために今の時間を使ってる。

学校、楽しいよ。

だから、もう少し、自分を大事にできるようになりたい。
確かに学ばなきゃいけないし、成長もしなきゃいけない。

けど、それ以上に、私は私として神様に愛されて、その御心に叶うように道を示されてる。

諦めなかった夢は、神様のその、証し。


幸せになりたいね、幸せにしたいね。
もっとじゃなくて、もう少し。

感動から、逃げない大人になれ。
人の夢を笑うような、そんなクソヤローになんかなるな。

振り向くな、後ろの昨日には、夢がない。
by larkyllodola | 2010-09-24 21:54 | アーティスタ